チップはどう渡すの?ハワイのチップ相場や渡し方まとめ
ハワイと聞くとアメリカの一部であることを忘れ、南の楽園のイメージが先行してしまいますよね。
普段の生活からかけ離れた環境に身を置くことになるので、ストレスを発散したり日頃の疲れを吹き飛ばしたりできます。
そんなハワイですが、チップの制度が存在していることについて、日本人の多くは認識していません。
日本にはチップの制度が無いので、どのタイミングで渡したら良いのか、マナーという面が分からないのも事実。
ここでは、ハワイのチップ事情を理解しつつ、チップの相場や払い方について紹介していきます。
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1.ハワイでチップは絶対に払うべきなの?
日本には馴染みが無いので理解が難しいチップですが、絶対に払うべきなのでしょうか?
日本ではサービス料が会計に組み込まれているので、店員に対して個人的な心づけ(チップ)を払う必要はありません。
しかしハワイでは客からチップを貰うことが前提の給料体系になっているので、チップは給料の一部との認識です。
ですからチップは店員に対する感謝の気持ちといの意向で、「払わなくても構わない」と考える日本人が多いのも事実。
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払わないからといって法律違反になる訳ではありませんが、トラブルを招く原因にもなるので、チップは「払わなくても良いもの」ではなく、「必ず払うもの」との認識を持っておきましょう。
レストランでウェイターの態度が悪かったとき、チップをこの人に払いたくないなと感じるかもしれません。
ですがスタッフの態度がいくら悪くてもチップは渡さなければいけないですが、渡すときに対応の悪さを指摘しておくとスタッフの成長に繋がるでしょう。
2.ハワイで渡すチップの相場はどれぐらい?
ハワイではサービスを受けたらチップを渡すのが常識だと理解できましたが、実際にどれぐらいのチップを支払うべきなのか、その相場が分かりにくいですよね。
実は受けたサービスによって渡すチップの相場が変わってくるので、この点を理解しておかないと「日本人は常識外れだ」と思われてしまうので要注意。
まずレストランのウェイターやウェイトレスに対しては、会計の15%程度を渡してあげます。
高級レストランとなると、会計の20%を渡すようにしましょう。
ホテルのルームキーパーやドアマン、ボーイに対しては1〜2ドル。
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タクシーの運転手には、会計の10%程度が相場となっています。
こちらはあくまでも相場ですから、この金額に達していればそれ以上を渡しても問題はありません。
ですが多く渡したら良いものではなく、「成金」と思われて軽蔑される対象となるので注意してください。
またハワイで渡すチップは、お札が基本で硬貨を間違っても渡さないようにしましょう。
硬貨で渡すのはマナー違反で、失礼にあたります。
3.ハワイのチップでお釣りはもらえるの?
ハワイでチップを渡したいけれど、ドル札が不足しているとき、チップをお釣りで頂けるのか気になりますよね。
というのもハワイもお札を持ち歩く文化ではなく、買い物はすべてクレジットカードで済ませることができるので、ついつい財布にある現金の確認をしなくなります。
するとチップを渡そうとしたとき、手ごろなドル札が入っておらず、どにもできない場面が発生するのです。
もし1ドル札でチップを渡したいのに、10ドル札しか持っていなかったときは、店員に頼めばチップを渡したと同時にお釣りをもらうことができます。
上記の礼であれば、「Can I have 9 dollars change, please」と頼めば、1ドルをチップに、9ドルをお釣りとして受け取れるでしょう。
数字の部分は、貰いたいお釣りによって変えてくださいね。
4.ハワイでチップを渡す方法とは?
チップを渡すときに気になるのが、どういったタイミングで、どんな方法でチップを渡すのかという点ですよね。
ここではいくつかのシチュエーション別に、チップの渡し方を紹介しますので参考にしてみてください。
@ レストランでチップを渡す場合の方法
レストランでチップを渡す際は、ウェイターに「チェックプリーズ」とお願いすると伝票を持ってきてくれます。
その時確認してほしいのが、会計にチップが元々入っているのかという点です。
日本人が多く訪れるレストランでは、チップに馴染みがない日本人に対して会計にチップを組み入れている場合があります。
その時は伝票に、チップを入れると「合計いくらになる」という計算があらかじめされており、チップ込みの値段を会計時に支払えば、それでチップを払ったことになります。
もしチップの合計金額などが記載されておらず、飲食代金のみだった場合は別途チップをウェイターに渡す必要があるのです。
このとき、ドル札をそのままウェイターに渡すのはマナー違反。
心づけという点を忘れずに、気付かれないようにそっとチップを置いておくのが礼儀です。
テーブルの上に置かれたお皿の下に、はさむようにチップを置いて席を立つのが、一般的なチップの渡し方になります。
さて、もしハワイでマクドナルドなどのファストフードを利用したとき、チップを渡す必要はありません。
こういったお店はお客が商品を運びますし、後片付けもお客がやるので、チップの必要性がないためです。
A ホテルのボーイなどにチップを渡す方法
ホテルのボーイやドアマン、ルームキーパーなどにチップを渡すときも、どんな方法で行うべきか迷いますよね。
荷物を運んでくれたり、ホテルのドアを開けてくれたりする人がホテルにはいますが、ランクに応じて1人2役や1人1人に分かれているなど差があります。
荷物を運んでくれるなら1つにつき1ドルが相場ですから、運んでもらったときに渡すようにしてください。
このとき財布からちまちま出して渡すのは、ちょっとカッコ悪いと思われるので、ポケットにドル札を入れておき、そのまま出すようにするとスマートです。
次に部屋のシーツを交換してくれる、ハウスピーキングスタッフに対しては、ベッド1台あたりの相場が1ドルですから、相応するチップをベッド横にあるテーブルの上に置くようにしてください。
部屋を散らかしてしまったなら、それだけ片づけに時間がかかるので余計に1ドルほど置いておくと良いでしょう。
ホテルによっては車を駐車場前から、駐車場へ、そして駐車場からホテル前まで移動してくれる「バレーパーキング」という仕組みを採用しているところもあります。
このときに運転をしてくれる人に対しては、車を預けるときではなく、車を出すときにチップを渡すようにしましょう。
ちなみにホテルのフロントの人にチップを渡す必要はありません。
まとめ
ここでは、ハワイのチップ事情を理解しつつ、チップの相場や払い方について紹介していきました。
日本では馴染みのないチップも、ハワイでは当たり前の習慣なのであちらの文化に合わせる必要があります。
多少不慣れでも現地の人は皆慣れているので、文化に完璧に適応させる必要はありませんが、必要最低限のマナーは把握しておかないといけません。
ここではチップを渡す経験をするであろうシチュエーションで、気になる渡し方やチップの相場などについて紹介をしたので参考にしてみてくださいね。